企画の狙い
<はじめに>
子供の頃、祖父母や両親に怖い話をせがんでは聞き、その実その夜はなかなか眠れなかった経験が、誰にも一度はある事だと思います。怖いものを見たい、聞きたいという気持は子供だけでなく、大人にもあるものです。そこから文学が生まれ、ボスやブリューゲルといった芸術家が誕生しています。
そういうことから考えますと、怪奇や妖怪は人間の心と密接な関係にあり、怖いものに興味を持つのは本能であり普遍的なものだと云えます。特に子供たちは妖怪が大好き。
彼等はそこに英雄としての偶像を見い出し、自分の感情を移入させるほどです。
これは怪獣物がうけた一つの大きな要因でしょう。
しかし、いくら怖いものでも、歴史的な解釈と科学的な裏付けがないと、現代の子供は受け入れません。この物語は、それを前提に成立する妖怪を作り出し、恐怖、戦慄、興味と期待の事件をスピーディーに展開して、怪獣の面白さを加味した徹底的に面白いマンガを作り出そうというものです。
そして子供たちに、妖怪を通して人間、人間関係、社会などを認識させようというのが、この企画の狙いです。
RETURN