[テンカラで感じた気分の高まり]

 がはじめて、テンカラでヤマメを手にした時、

過去に経験したことのない気分の高まりを感じて

いる自分を発見した。それまでとはまったく異な

る軽く短い竿。鞭のように扱って毛バリを飛ばす

テンカラ・ライン。重みが有るか無しかの自分で

巻いた小さな毛バリ。竿を前後に振って行うキャ

スティングという動作。水面に飛び出して毛バリ

を襲うヤマメ。それを合わせたときの激しい衝撃。

べて新たな経験だったわけなのだが、「釣れ

た」ではなく、「釣った」というその確かな手応

えの記憶は、それから20数年を経た今でも、細

部にいたるまで鮮明で、リアルな臨場感と共に絶

えず脳裏に甦ってくる。 のないタックル、類

のないキャスティング、類のない衝撃的な魚の出

方。スリリングな合わせのタイミング。戦略を考

えながら毛バリを巻く楽しみ。 バリを用いる

テンカラという釣りには、比類のない趣が満ち溢

れていて、それがまた大きな魅力の一つなのだ。


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テンカラの魅力
●テンカラで感じた
気分の高まり
●フィールドの多様性と、
それぞれの持ち味
●テンカラの
独創性