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いきおい様々な鳥たちを目にする機会も多いわけで、希少とされる鳥類と出会うチャンスも少なくない。多摩川源流の小菅川で目にしたヤマセミしかり、オオルリしかり。 渓流での釣りをもっぱらとする私にとって、ヤマセミは印象深い鳥のひとつだ。 彼らが常食とする餌が、小型のヤマメやイワナ、あるいはウグイといったなじみのある魚ということもさることながら、それを敏捷に捕らえる姿が精悍そのものなのだ。 ヤマセミを広辞苑で引くと、「やま―せみ【山翡翠・山魚狗】大型のカワセミ。 背面全体に黒と白の鹿子斑があり、頭の冠毛が顕著。 わが国から東南アジアにかけて分布し、主に山間の渓流に住む。カノコショウビン」。 川に張り出した木の枝に止まり、水中の餌を見据えて一気に襲う。まさに小 さな狩人である。 姿と鳴き声の美しい鳥といえば、やはりオオルリの雄が筆頭格。背面から頭 部へかけての紫色を帯びた紺、いわゆる瑠璃色の輝きには目を奪うものがある。 渓流沿いの高枝に止まり、縄張りを主張するために高らかに鳴き、飛びかう昆虫類を上手に捕らえて腹を満たす。 門外漢ということもあって、彼らとの出会いは僥倖そのものなのだが、だからこそ、そのひとこまひとこまが印象深く、いつまでも記憶に残って薄れることがない。 川が魚や昆虫を育み、ひいてはヤマセミやオオルリを育む。 自然環境が保たれていればこその出会い、であることはいうまでもない。 |
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